今年6月の株主総会シーズンで話題になったのが、日産自動車で会社側提案の役員人事を否決されたことでした。社外取締役であるにもかかわらず、長く日産の取締役会に君臨し、出身母体のみずほフィナンシャルグループの意を体することが多かった永井素夫氏の再任議案が6月23日の総会で否決されたのでした。
その翌日にあったがKADOKAWAの株主総会でした。15%を保有する筆頭株主に躍り出たアクティビストファンドのオアシス・マネジメントが夏野剛社長の解任を株主提案していたため、当日は新聞社、テレビ局が殺到。日本中注視のなかで現れたのが、創業家出身で会長として長期間にわたって君臨してきた角川歴彦氏。五輪汚職事件の贈賄罪で有罪判決を受け、実権はとうにないですが、まだ間接保有を含めて2%を持っています。オアシスと連動して夏野氏を揺さぶろうとしているのは明らかでした。
結果は辛くも夏野氏が逃げ切りましたが、水面下でいったい何が起きていたのか、その攻防戦の舞台裏を探りました。