新たな覇権国家になった中国は、周辺国に対して露骨な経済的・軍事的な威圧を繰り返すようになりました。日本や韓国、あるいは欧米が先んじる先端技術を導入したり盗用したりして自家薬籠中のものとし、やがて過剰生産によって世界市場を制圧します。この繰り返しに辟易とした日本と韓国はひそかに手を結びました。韓国は、日本の村田製作所などが強い積層セラミックコンデンサー(MLCC)の技術漏洩に手を打つ代わりに、日本は、韓国が海外市場で展開する有機ELテレビの材料技術(TADF材料)を中国に出さないことにしたのでした。
週刊現代6月8日号から経済安全保障に関する連載を始めます。1回目は「日韓連合vs中国のテクノロジー攻防戦」です。